trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

せっせっ

徳島レポート2回目。9月2日のことです。あ、一昨日(8月31日)は日比野さんの誕生日でした。おめでとうございます!
こんな感じでみなさん、せっせと大工仕事をされてます。大工が本職の方はごくごく僅か。

 

だらーん

今回の日比野クルー。右から京大のNちゃん(岐阜生まれ)、岐阜からTちゃん(岐阜生まれ)、東京からH女史(岐阜生まれ)。左の奥に見えるのが、院試が近くてどきどきの芸大・日比野研のNくん。大工仕事を終え、一休み。

 

ぱたぱた

じゃーん。今日は棟上げ式なのです。傍示では棟上げの際に「餅投げ」をするらしくって、船でもやることに。

 

わらわら

地元の方々が集まってきました。

 

餅投げ練習

餅投げの練習。どこ狙ってるんすか。

 

餅投げ開始

餅投げ開始。(いてっ)

 

がんばってます

餅投げの後は、ライブの練習。国文祭初日に、ここをステージにライブをするらしくって。その練習。3人とも地元の方です。唄っていたのは、宇宙戦艦ヤマト。笑 いいですね。こういうの。

 

鹿肉を頂きました

もちろん終わった後は一杯。ただし、日比野クルーは30分ほど。飛行機の最終に間に合わないのです。帰り際、hさんの奥さんにたくさんのすだちと餅を頂いて、ばたばたと帰途につきました。本当にお世話になりました。ありがとうございました!

滞在時間は一日もなかったんだけど(ハード…)、ぼくにとって大きな経験になりましたね。気負うことなく初めて出逢うアートを迎え入れ、慈しむ。茂木氏の言葉を借りるなら、「すそ野が広く、同時に高みを目指して」。そういう営みに一丸となれるまちもあるんだなぁと。

信号が1つしかない上勝町ですが、実はブロードバンド化されてます。光ファイバが全戸に達してるんだとか。住民の方達がインターネットに親しまれていることが重要なのではなく、ブロードバンド化されていること自体が重要で。まちの文化的許容度が伺えます。

あと、この傍示は観光地ではない、ということもポイントなのかもしれません。「観光」というのは、住民のまとまりに多いに関係しますからね。

あまり深くはつっこみませんが、杖立で路地裏や生活感に着目しているのは、今まで観光客が気づかなかった魅力だからというわけではなく、「観光」を避けるためです(少なくともぼくの姿勢は)。もちろん今はそれを声高に言える状況ではありませんが、機会が来たらこのへんはあらためて。

さて。出発の時に、飛行機に乗せられないということで、日比野さんが福岡空港に預けた荷物あるらしく。代わりにもらってくれと、引換券を渡されました。そのまま東京に戻られたんで。
「車で帰るなら運べるかな…」とか「爆発はしないから」とか、いろんなことを言われて、まさか動物じゃ…とか、作品?とかいろいろ考えたんですが、福岡空港で渡されたのは、これ。

 

カッター…

らしい。。確かに危険です。でもこれで救われた人はどれだけいるだろう。ぎゅっとポケットに押し込んだのでした。

+

当日の様子は、地元の方々のブログでも紹介されています。お世話になりました!
空想天郷:http://tengotare.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_aab3.html
上勝アートプロジェクト〜里山の彩生〜ブログ:http://kmktart.exblog.jp/6274165/
明後日朝顔プロジェクト2007:http://asatteasagao.blog102.fc2.com/blog-entry-372.html