trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

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午前中。唐泊へ。
PTLの一環。PTLとは Project Team Learning(プロジェクト・チーム・ラーニング)の略。大学の演習です。

実社会に成果を落とし込む演習は、一般的にPBL(Project Based Learning:参考)と呼ばれることが多い。でもうちの専攻は、それを一歩進めてPTLとしている。

PBLの場合、教員がファシリテーションをしながら、学生が成果物(アウトプット)を生み出していく。一方、PTLでは、アウトプットはもちろん、意志決定等のプロセス、つまりファシリテーションやチーム・ビルディング、場合によっては課題設定さえも、学生自身に委ねる。

「感性」を切り口にするということは、そのアウトプットに(エンド)ユーザーの感性に響く味付けをする、ということだけではなく。アウトプットに至るプロセスで如何に作り手や関わる主体の「感性」を盛り込み、アウトプットの質を高めていくかも肝要になる。いわばPTLとは、この後者の視点を、教育的観点も踏まえて盛り込もうというものです。

少なくとも国内では例がないみたいで、もちろん九大でも初の試み。ということもあり、前期に取り組んでみた結果、いろいろとカリキュラムとしての課題は見えてきました。学生も悪戦苦闘していたようで…。それはまた後日にでも。

今日はそのPTLで取り組んでいる「牡蠣(かき)のブランディング」のための取材。学生のひとつのチームが専門学校と連携して唐泊の「漁業に携わる人たちの暮らし」をテーマにパンフレットを作成するという。漁師さんのインタビューと写真撮影をするというので、付き添いに。

最初のデザイン案は、専門学校の先生が中心となって作ってくれるらしい。お知り合いのカメラマンを連れてきてくださった。

 

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こちらは「手」をモチーフに撮影しているところ。
帽子の洗濯ばさみが、いい。

スムーズに進んでいるようだったので、ぼくは早めに切り上げさせてもらって。
最近、つぐみが絵本の中のゾウを見て「パオーン!」と叫ぶので、動物園に連れて行くことに。

園に着いたのが16時近く。なんと受付には張り紙で「園内整備のため、ゾウは15:30までしか見れません」と…。「えーっ!つぐちゃん、パオーンが見れないって!」とアタモ絶句。近いからまた来ようやと、とりあえず入園。

 

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さてどこから行こうかなぁ… と迷っていたら、ぼくらの先に入った家族がすたすたとやってきて、「あっちに行けば、まだゾウが見れますよ」と教えてくれた。何てやさしい人たちなんだ!(アタモの絶句を聞いてたらしい)
教えてくれた「行き止まり」の表示を乗り越えてゾウ舎へ。

 

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おう!おう!と、食い入るように眺めるつぐみ(とアタモ)。

 

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次に行こうとするも、意地でも離れようとせず。

 

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最後は、ゾウのゾウにまたがり得意げ。(どこまで好きなん)

bgm: God Knows (You gotta give to get) / El Perro del Mar (youtube)