trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

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感覚が鋭くなった。季節が変わったのだ。

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これは長田さんの詩集「一日の終わりの詩集」の中の一節。とてもすてきなことば。

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今日は午前中、NOIRさんへ。某誌撮影のうちあわせ。余談ですが、ここのオフィスがあるビルは「バレンティノエレガンスビル」。すごい名前です。

夕方から九大(大橋)へ。NPO法人 RECO(環境文化プロジェクト機構 – Regional Environment and Culture Organization -)の総会。実は理事なのです。ここで書くのは初めてかも。
今まで任意団体で活動していたんですが、3月に法人化しました。法人設立まではぼくが事務局長的な立場で動いてたんですが、とにかく手が回らず。要職は無理。ということで、今日は(頼もしい!)新事務局長も決まりました。

で、いったい何をする団体かというと… 定款にはこう書いています。

「本法人は、不特定多数の個人及び団体に対して、地域づくり事業、コミュニティ・ビジネス事業、地域に根ざした文化芸術事業、それらを実践する人材の育成事業に取り組み、地域の多様な課題に対して、総合的な視点から解決法を提案し、地域固有の環境と文化の再生に寄与することを目的とする。」

んん… こんな感じです。
福岡と久留米に事務所があり、主に九州一円がフィールドになるかと思います。メンバーは環境設計、ランドスケープ、環境保全、ファシリテーション、コミュニティビジネス等々の分野で活躍している方々10名ほど。もちろんぼくが一番ぺーぺーなんで精進します。

一緒にがんばりましょうね、Mプーさん!(心をこめて…)

某絵本館

写真は昨晩。20時からあった某町でのミーティングにて。子どもたちのために週に2回ほど開いている絵本館。本のセレクトに真心を感じる。

えほんのくにでは、これから本格的に日常活動を始めるということで、関わっている人たちのキモチを聞いて回っている。そのミーティング。
今までやってきたこと、できなかったこと、うれしかったキモチ、感じた問題点、これからやってみたいこと、等々。言葉を記録しながら、言葉にできない思いを記憶すること。全てはそこから始まり、そこに全ての答えがある。マジックをくるくる回しながら、延髄辺りに意識を集中する。

今日。昼はどうしても外せない打ち合わせがあり、某ラジオ局の審議委員会を欠席。(すいませんでした…)

夕方からフジ○ィルム九州へ。夏に社長さんが変わったので挨拶、そしてちょっとした提案をしに。しかしさすがのセキュリティ。破れたジーンズにサンダルで行こうとしてた自分に少しツッコミをいれてみる。

帰りに遅すぎる昼飯。ラーメン屋。
棚にあったバカボンドを読んでたら不覚にも?じわっときてしまった。年をとったら涙もろくなるというけれど、正確には、親になったら涙もろくなるんだと思う。今気付いた。

メールを送るためにファミレスに寄る。友人Nからメールが来ていた。「最近感動したもの」と、とある住職さんが書いたエッセイを教えてくれた。それも親の心と子どもの心のおはなし。うんうんおれも感動した。で、お前も早く結婚したら?(私信)

杖立プリンてぬぐい

午後に、インターンの学生他30人くらいが来ラボ。その時のジュンコさんの紹介:「これが『まぼろしの』杖立ラボです!」。

まぁ確かに最近いないこと多いけどさ。まぼろして。…そんなまぼろし具合を払拭するために! 最近の取り組みのご紹介:写真。「杖立プリン伝説プロジェクト」のオリジナル手ぬぐいをデザインしました。

水彩で描いたベースに古布をコラージュ、レタッチ。コストの関係で残念ながら手染めではなくプリント(1色)ですが、そのおかげで細部まできれいに再現されてます。杖立カラー(あか色)が増えてきたので、あえて黄色(プリン色)。

この手ぬぐいは、プリンシールを10枚集めた際の景品としてもらえます。そして杖立のいろんな所で販売もされます。なんと500円!(やすっ) 杖立らしい金額です。売り上げは、「杖立プリン伝説プロジェクト」の運営資金となりますので、お土産にぜひ。trivial products でも後日買えるようにしたいと思ってます。

そして昨年、熊本デザイン専門学校のみんながデザインしてくれた、手ぬぐいデザイン案の中から、希望する旅館が計6作品の手ぬぐいを作りました。やっとここまできましたねー。その手ぬぐいたちは、まつり屋さんのところでアップされるみたいなんで要チェック。

九工大の学生もがんばってますよー。景観整備もろもろについては「まちづくりの軌跡」を見てくださいね。今年度のヤマは、さくら橋の欄干の色だと思っています。何色かというより、どう決めるのか。

ぼくは景観設計のキーは「色」にあると思っています。「色」は専門家だけでなく、住民の人たちも意見を出しやすいんですね。誰でも自分なりの切り口で評価しやすい。アクセスしやすいわけです。例えば「この橋をどう思う?」という投げかけに対して「色」について意見を言う人が多いはず。この事実がどういうことなのか、を踏まえて「どう決めるのか=どういう判断材料を用意し、どういう意志決定(共有)をするのか」を考えないといけない。

ウェブデザインでも一緒。色、字の大きさ、エトセトラ。専門家ではない人たちがアクセスしやすい記号があります。ActionScriptが云々と言われてもなんのこっちゃ分からんですよね。そのアクセスしやすい記号の意味内容は「『見え』として配慮しなくてはいけない」ということだけでなく、まちづくり風?に言うなら「知識の有無を前提とせずに、より多くの人たちが価値を楽しめる」という事実。その記号に含意された(人間らしい)物語を専門家が担えないとしたら、きっと他の誰かが担わないといけないわけです。

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あ、追記。九工大生による杖立デザインワークショップなるものも始まります。