trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

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なかなかブログを書く時間が…

本日、福岡アジアマンス20周年記念事業の一環で行われてきた日比野さんのワークショップ「日々の流」の発表会が開催されます。急遽決まったので、あまり知られていないですが、発表会の後には、あの岡田武史さんとのスペシャルトーク(「監督」と書けないのにはそれなりの理由があるそうな…)があります。詳細はこちら。お時間のある方はぜひ。
「日々の流」は、今後100年(!)続いていく壮大なプロジェクト。アジアマンスが終わった後も続いていくので、ブログをチェックしてみてください。

明日は、福岡アジア文化賞・大賞を受賞したオギュスタン・ベルク氏の講演があります。ぼくはベルク氏の思想に強く影響を受けた1人。他の?九州の方々はこれ知ってるのかな。残念ながら既に申し込み〆切は終わっています…。

同じく福岡アジア文化賞の芸術・文化賞を受賞したのは、蔡國強氏。現在、アジ美のトリエンナーレに出展されていて、新作と同時に今までのドキュメントも見ることができます。ぼくはこのために行ったようなもの。広島現美での黒い花火(youtube)と他の作品との関係を見出したかったんですね。昨年のChim↑Pomの件について、さらに考えたかった。

先日、外尾さん、元水戸芸の森さんらと飲んだ時、この件について率直に聞いてみた。森さんは、キュレーターという立場からChim↑Pomの姿勢について言及してくださった。詳細は書かないけど、ぼくは「日本における公共空間のアートの在り方」という観点から考察している。アーティストというより、キュレーター等周囲の振る舞いについて気になる点が多い。それは、海外と日本での「パブリック・アート」の字義が異なる点が参考になるんじゃないかと。おそらく日本の美術関係者であれば「パブリック・アート」という言葉は好んで使わないですよね。そこらへん…。

アーティストが表現の「新奇性」を求めていくのは自明なので、今後はこういう事例は増えていくはず。その時、周囲は何をしなくてはいけないのか。この件は、後期の講義の中で扱います。学生の皆さんはぜひ、トリエンナーレを見に行ってくださいね。

それから。
友人が事務局をしている「第7回日本山村会議美濃郡上」 が明日から。(すまん、行けない。。)
申し込みは終わりましたが、まちづくりを勉強している学生は、映画「粥川風土記」はぜひ見て欲しい。DVDが発売されているので、ぜひ。