スランプ。なかなか納得いくラインが描けない。ストーリーが浮かばない。理由はよく分かっている。アウトプットが多すぎて、インプットが少なすぎる。表現の予定調和が、息苦しい。
明後日朝顔プロジェクトの肝は「種」である。花をどう咲かせるのか、はその種を手にした人間に委ねられる。もちろんその花、育つ姿に表現の責任が伴うことはある。しかし花は、種を手にした人間にこそ見出される、明後日の姿。
種は、同じ場所に止まることを良しとしない。血が濃い種は、健全に育たない。だから種は移動する。時に人の手を借りながら、時に風をあつめて、移動する。それは生命の約束。
表現者として生きていくのなら、つまり、花を咲かせたいと思うなら、移動をし続けなくてはいけない。それは特にこれからの時代に課せられた、大きな約束ともいえる。
明日、旅に出ようと思う。自然の力を借りてみよう。(といっても、現実的に締切は待ってくれないので1日だけ)
bgm: 遠い世界に + ボクの空 / 矢野真紀