trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

背戸屋祭り

19日。背戸屋祭り。杖立のお祭りでした。去年は県知事さんがいらっしゃったりいろいろ重なったりで大変でしたが、今年は、例年の如くアットホームな感じに。今年で10年目。来年以降もちっちゃな村祭りとして続いていくといいなぁと。朝からの準備おつかれさまでした。来てくれたみなさんありがとう。

 

種取り中(地道)

昨日は、さくら橋ワークショップ。詳細は学生がこちらに書いてくれてます
ワークショップ後、ぼくは明後日朝顔の種とり。学生たちが手伝ってくれたおかげで、ずいぶんスムーズに進みました:写真。ありがとう。あと2分の1くらいかな…。今ラボに遊びに来ると、もれなく種とりが付いてきます。(要注意)

今日は興味深いニュースが。:iPS細胞:ヒトの皮膚から万能細胞 京大などが成功

すごいですね。。とうとうヒトまでたどり着きましたね。もっと時間がかかると思ってました。

ただし、(理論的には)1人の細胞から精子も卵子も作れるという問題があるとか。新たに組み込む遺伝子は、どこから持ってくるのかも気になります。いわゆる「遺伝子組みかえ」なので。新たな感染症が出てくる可能性もあるんじゃないでしょうか。細胞の無限増殖を前提としているので、がん細胞との関わりもなかなか解消しにくい問題なんでしょうね。

なんて解決すべき課題は多分にあると思いますが、ぼくが期待したいのは、身体をとりまく倫理的問題の確認といいますか、牽引といいますか、ぜひ再生医療の分野が、ヒトの命を救う技術と同時に、ヒトの身体をとりまく倫理観も提案していってほしいなぁと思います。

再生医療は、現状の倫理的問題を回避する技術だけではなく、これから生きていく上での倫理観を積極的に樹立する学問であり現場であってほしい。生命倫理が政治プロパガンダや戦争、宗教に利用されるのは、もううんざり。技術開発と、それに付随する生命倫理の有り様の検討は、同時進行じゃないと資本主義・競争社会に追いつかんでしょうよ。できちゃったんで考えなくちゃいけない、じゃ遅い。

現在、大阪の国立国際美術館で「現代美術の皮膚」が開催されています。足を運んでみてはいかがでしょうか。