午後に、インターンの学生他30人くらいが来ラボ。その時のジュンコさんの紹介:「これが『まぼろしの』杖立ラボです!」。
まぁ確かに最近いないこと多いけどさ。まぼろして。…そんなまぼろし具合を払拭するために! 最近の取り組みのご紹介:写真。「杖立プリン伝説プロジェクト」のオリジナル手ぬぐいをデザインしました。
水彩で描いたベースに古布をコラージュ、レタッチ。コストの関係で残念ながら手染めではなくプリント(1色)ですが、そのおかげで細部まできれいに再現されてます。杖立カラー(あか色)が増えてきたので、あえて黄色(プリン色)。
この手ぬぐいは、プリンシールを10枚集めた際の景品としてもらえます。そして杖立のいろんな所で販売もされます。なんと500円!(やすっ) 杖立らしい金額です。売り上げは、「杖立プリン伝説プロジェクト」の運営資金となりますので、お土産にぜひ。trivial products でも後日買えるようにしたいと思ってます。
そして昨年、熊本デザイン専門学校のみんながデザインしてくれた、手ぬぐいデザイン案の中から、希望する旅館が計6作品の手ぬぐいを作りました。やっとここまできましたねー。その手ぬぐいたちは、まつり屋さんのところでアップされるみたいなんで要チェック。
九工大の学生もがんばってますよー。景観整備もろもろについては「まちづくりの軌跡」を見てくださいね。今年度のヤマは、さくら橋の欄干の色だと思っています。何色かというより、どう決めるのか。
ぼくは景観設計のキーは「色」にあると思っています。「色」は専門家だけでなく、住民の人たちも意見を出しやすいんですね。誰でも自分なりの切り口で評価しやすい。アクセスしやすいわけです。例えば「この橋をどう思う?」という投げかけに対して「色」について意見を言う人が多いはず。この事実がどういうことなのか、を踏まえて「どう決めるのか=どういう判断材料を用意し、どういう意志決定(共有)をするのか」を考えないといけない。
ウェブデザインでも一緒。色、字の大きさ、エトセトラ。専門家ではない人たちがアクセスしやすい記号があります。ActionScriptが云々と言われてもなんのこっちゃ分からんですよね。そのアクセスしやすい記号の意味内容は「『見え』として配慮しなくてはいけない」ということだけでなく、まちづくり風?に言うなら「知識の有無を前提とせずに、より多くの人たちが価値を楽しめる」という事実。その記号に含意された(人間らしい)物語を専門家が担えないとしたら、きっと他の誰かが担わないといけないわけです。
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あ、追記。九工大生による杖立デザインワークショップなるものも始まります。