trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

iichiko

午前中、1件打ち合わせをした後、九○調のYさんとM特任教授と一緒に、大分・iichiko総合文化センターへ。秋に開催される九州経済にまつわる展示のための下見。この展示は今春に鹿児島で1回目が開催され、今度で2回目。3回目は熊本で… という感じで九州全地域で開催される。1回目から広報物と空間のディレクション・デザインを担当。

前回は、(以前少し書いたけど)高さ1.5m・長さ約60mの年表を作成。戦後から毎月1項目、鹿児島の経済に関わる出来事がピックアップされた年表。調査したシンクタンクも大変だったと思うけど、行間がコンマ数mm変わるだけでおさまりが大きくズレるという、恐ろしさ。その他にも、九州経済に係る様々な統計データをパネル化し、B1サイズ100枚以上の分量に。

予算をはじめとした様々な制約条件の中、自分史に刻まれる程の大変な案件だった。製作を手伝ってもらったのは、某現代美術館の展示等にも関わっている熊本のP社。笑いが出るくらいの膨大な情報量だったからか、大変だったけど楽しく乗り切ることができた。今回の会場は、前回と比して半分の広さ。情報を如何に編集するか、に時間を持っていかれそう。

 

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鹿児島で併せて開催したトークイベントの様子。パネラーはJR九州の石原社長、鹿児島銀行の大野会長、鹿児島大学の吉田学長など。ということもあり、熱気むんむんのサラリーマンの方々が集まった。今回も3つのトークイベントが併催される。こっちも工夫が必要。

大分に滞在したのは、2時間弱。駅と会場のみ。片道2時間かけて博多駅に戻った後、近くで2件の打ち合わせ。最近は1日4〜5回会議は珍しくない。気を抜いちゃうと、課題を持ち帰りがちになるので、その場で結論が出せるよう、集中力を振り絞って臨む。数分考えて無理だとその場で結論を出すのをあきらめて、次の議題に。ほんとは、この1年はもっとゆるやかに過ごして、論文や本を書きたかったんだけど。なかなかうまくいかないもんだなぁと気付けばもう周囲はせわしくセミが鳴いている。ジー

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