trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

和紙と花

徹夜明け。K市→Y市→K市へ。
K市にて某グループ社長さんの自叙伝を作ることになり、その書類運搬。膨大。その後、(汗を流しながら)Y市へ。伝統工芸関連プロジェクトの打ち合わせ。近々始まる委員会について。企画・デザインの専門委員として関わることに。

事業委員会と観光事業委員会、商品開発委員会の3部構成からなるようだけど、3つの欄全てにぼくの名前が。う〜ん。。月に1回以上ある各委員会。ということは、週に1回はY市へ?… 大変そうだけど肝据えてやらなきゃなぁと。ついでに、コマ工房、ロウソク工房、伝統工芸館、民芸資料館などまわる(といったらどこか分かりそうですが)。特に公共施設はかなりテコ入れが必要な感じ。空気が重たい。

ふらふらしてみて思ったんだけど、やっぱり問題は都市郊外やなぁと。田舎は資源の阻害要因が少ないだけにまだ良い。「観光地」として見立てやすい。

自分とこしか考えてない大型店舗ががんがん立地して生活のにおいに乏しくなった郊外が、すがる手段は何であるべきか。最近の興味は確実に、「田舎」よりもミドルランドスケープと、そこに埋没した暮らしのリアリティにシフトしてきている。

余談:小国〜南小国の国道212号も早めに景観法等で対策したがいいと思います。都市化ではなく、都市郊外化(個性の喪失)してます。

写真:和紙(これも伝統工芸品)に押し花を挟んだもの。ちょっとしたアイディアでコミュニティが拡がり、売り上げも増加した。今日出逢った貴重な笑顔がここにあり。

ちょっとメタボ

ポート撮影。後ろにメタボのおいちゃんが写ったんで、ボツ。
ディフューザを影とりに変えてみたんだけど、非常に良い感じ。ちなみにストロボはAF540FGZ
↑のページは内蔵式ストロボ用だけど、クリップオン式ストロボ用の「JUMBO」もあり。見てくれはかっこ悪くて鏡胴に併せてクリックリッと回るのは難儀だけど、コストパフォーマンス高いです。おすすめ。

lebre

福岡で撮影。晴れてよかった。つうか暑すぎ…

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rhythmのエンドウくんからメール。ARCUSのディレクターに就任することになったそうで。そのメールでは、彼らしい言葉で今までの自身とこれからの自身について綴ってあった。印象的なフレーズがあったので、勝手に引用。(ごめん)

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それでも、やはりrhythmというプロジェクトは続いていきます。
rhythmは、自分の人生の全局面を他者に開き、プロジェクトにしてしまう、
という試みです。僕は、その場の状況で思いついたことを
全て実行したい、という変な欲望があります。
クリエイティヴィティのかけらもない人間でも、
商売が全く出来ない人間でも、
純粋に芸術と共に生きることが出来る、という変なケースを
構築したいという微妙なプロジェクトです。
それは同時に、真剣に社会の変革と関係するアプローチでもあります。
あるいは、終わらない青春のような、青臭い人生を維持する方法です。
———-(引用終わり)

rhythmとtriviaはほぼ同時期に立ち上げられました。彼とは切り口も価値観も違えども、自分のテリトリーから「真剣に社会の変革」を起こそうとしていた点、そして、その行為が「青臭い人生を維持する方法」とシンクロしていくことを、立ち上げた当初から意識化していた点においては、同じだったように思います。

ぼくに関しては「お前のやってることは、まちづくりじゃない」とか「学生の延長だ」とか周囲のそういう声が聞こえてきます。立ち上げた時もそうだったんですが、特に最近はボディーブローのように…(略)。でもこう言われることは7年前から分かっていました。続けていけばいくほどそのベクトルは強くなる。しかしその中で洗練してきたフェーズを継続していくことが、ある種の使命であるという思いは今も同様に持ち続けています。

彼の新たなスタートをうれしく思う一方で、ぼく自身も気を引き締めなきゃなぁと思ったのです。