trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

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夜が明けてしまった。うむ…

先日、来てくださった方々ありがとうございました。個人的には「挨拶を習慣づけるための演劇ワークショップはどうするべき?」という質問にすぐに答えられなかったことが、至極後悔…。(おつかれさまでした)
4月には東京、5月には大阪で話をすることになりそう。詳細は決まり次第… の前に、31日にシンポジウムをするんだった。アクロス福岡にて。詳細はこちら。HAKUHODO DESIGNの永井さんがゲスト。うちの専攻・コースに興味のある方はいらしてください。ここに書かれている「感性ラボ」についてはまた後日。名前は学生が付けたんで…。

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今夜は、yuki嬢、凱旋帰福ライブ!

詳細はこちら:http://yukiko-miyazaki.syncl.jp/ (音楽が流れます)

●3/14(日)
@Gate’7(福岡)
http://www.gates7.com/
出演バンド
福岡城
鳥羽雄介&奥田英理gtDUO
yuki&宮嶋みぎわ
Masterpiece Jazz Orchestra
Open 17:30 start 18:00
charge ¥2000(当日¥2500)
ご予約:092-283-0577(Gate’7)

●3/17(水)
@サンジャック(西荻窪)
http://pomkn.cocolog-nifty.com/
Open 19:00 start 20:00
yuki(ボーカル) 宮嶋みぎわ(ピアノ)
charge ¥2500

 

お近くの方はぜひぜひー

さて、仮眠…

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さすが年度末…という感じ。先週は東京行きに始まり、朝7時に家を出て帰り着く23時まで、学生がくれたチョコレートしか食えなかったこともあり。まぁでも至って健康。つぐみが発熱してしまい、それが心配…。

今日はお知らせのみ。

26日〜28日(今日まで!)に、konya galleryにて「轆轤(ろくろ)とノート展」が開催中。小石原を舞台に、同僚の池田さん城谷氏らが進めてきたプロジェクトの報告展。ぼくは、報告書を兼ねたブックレットのデザインをしています。ぜひぜひ。

北九州では、「北九州演劇フェスティバル2010 語る演劇」が3/1より開催。ぼくは、「よりみち企画」に出演。7日、creamにて。メインステージ?では、大人計画の松尾さん、平田オリザさん、飛ぶ劇の泊さんらが出演。申し込みは28日(今日まで!)必着ですよ。

(ふるさと)熊本のパレアホールにて、熊本と九州の経済をテーマにした展示が開催中(写真)。戦後から現在までの熊本経済の年表(57m…)、熊本の企業の紹介等がなされています。ぼくは空間デザインをお手伝い。こちらは3/1の20時まで。イチロー選手や原監督の全日本ユニフォームも展示されています。ユニフォームの刺繍をしている会社は、実は熊本にあるのです。展示にて、いろんな発見をしてもらえるとうれしい。

他にもありますが、それはまた…

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先週末は熊本へ。仕事帰りに、久しぶりに橙書店&orangeに立ち寄る。ヒサコさんがやけにニコニコ。どうやらしろつめさんが展示準備に来ているらしい。しろつめさんとは不思議なくらいに偶然会う。挨拶に上がったら展示用の素敵なキャンドルをくださった。もらいにきたみたいで申し訳ない…(ありがとうございます)。チョコレイトな展示は2/14まで。みなさんぜひに。

その後、橙書店を物色。途中、ヒサコさんがニコニコしながら「とてもいいんですよー」と一冊の絵本を差し出してくれた。写真。アジサカさんが、とても大切な本だと教えてくれたそう。
これが… すごい。うれしくってどきどきした。表現という意味では、ぼくが今まで目にした絵本の中で1番だと思う。

テキストは全くない。異次元の世界はもちろん見たことはないけれど、見れたとするなら、きっとこんな感じだと思える。2次元の確かさ、つまりマテリアルとしての本を丁寧に活かしながら異次元へと誘う。というより、異次元を強調させているにも関わらず「本」であることを忘れさせない、という表現が正しいかもしれない。「時間」に対する挑戦が至るところに散りばめられている。緻密で優しげなタッチが恐ろしくも見える。

作家のShaun Tanは、オーストラリア人。残念ながら日本の出版社からは出ていない。見せてもらったのは仏の出版社のもの。アジサカさんは仏にいらっしゃったので、そこで手にしたのだろう。ということも想像されるだけに、殊に感慨深い。調べてみると米の出版社からは「The Arrival」というタイトルで出ている。内容の詳細は書かない。興味のある人はぜひ見てほしい。言わずもがな、ぼくは早速注文した。

この日は4冊購入。「日本のいきもの暦 / 日本生態系協会」「いずれは死ぬ身 / 柴田元幸 編訳」「須賀敦子を読む / 湯川豊」「吉本隆明歳時記 / 吉本隆明」。
橙書店を出る時はいつも、テンションが上がる。ヒサコさんがニコニコしながら薦めてくれる本は、確実にぼくの心を捕らえるし、探し当てた本をいつ読もうか想像するだけで、楽しい。

橙書店は今日で丸2年。 わざわざぼくが言うまでもないけど、取次を介さず、ここまでの本棚を見立て、継続させていくのは相当なことだ。まだ行ったことがない人はぜひ訪ねてほしい。どの本を選んでも、あたたかみがある。必ず生きる糧になるはずだ。

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土曜日は石川さんのとこで講演。 めぐみさん中川くんオカダン夫妻など、塾生以外の人たちもたくさん来てくれた。どうもありがとう。周到に(と言っておく)準備した資料を全て忘れるというヘマをしてしまったけど… keynoteだけで何とか乗り切った。

懇親会では、塾生の熱い想いをビシビシ感じた。あ、次の日まで持ち越した悩める学生の熱い想いも。
みなモチベーションが高いし、デザインに対して真摯に向き合っている。こういう人たちが気持ちよく仕事ができ、正当な評価を受けられる社会になってほしい。そしてそのためにぼくもまだまだがんばりたい(当たり前)。逆に元気をもらった充実した時間でした。