朝から佐賀県庁で伊万里の打ち合わせ。の往き道でたのしそうに菜の花を摘むおばあちゃんを発見。春やん。
夜は小国町を離れる記者Sくんの送別会。結婚祝いも兼ねてプレゼントをすることに。大川内山に行くには遠いんで帰りに小鹿田に寄る。購入したのがこのカップとソーサー。小鹿田焼の模様といえば「飛び鉋(とびかんな)」が有名ですが、ぼくは無地がすき。素朴な感じで。無地と遭遇できる窯元は少ないんですがそれは秘密。笑
小鹿田では、深みのないお皿は重ね焼きされます。その際、高台(お皿の下のぽこっと出た部分)と重なる部分が、溶けた釉薬とくっつかないように、あらかじめまーるく剥ぎ取られます。これを「目剥ぎ」といいます(詳細はこちらに)。
例えばこういうソーサーだと10枚くらい重ねられるわけで、そのほとんどが釉薬が剥がされているわけですね。んでもその1番上のお皿は釉薬を削る必要がなく「目剥ぎ」は見られません。このお皿を「上乗せ(うわのせ)」と地元の方は呼んでいます。
「目剥ぎ」が見られるお皿が小鹿田らしくもあり、例えばこういうソーサーだと、目剥ぎの部分が滑り止めになったりもするわけですが、プレゼントをするときはこの「上乗せ」を探すようにしています。特別な感じがするでしょ。値段は変わんないんすけどね。今回も在庫を探してもらったところ3枚だけ発見。なので、2組をプレゼントに。そして1組をうちに(お約束)。
おっと、これこれ。わすれてた。おしあわせに。