trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

ぼくらの使命

昨日はそのままホテルに宿泊… と言えるのか分からんけど3時間弱だけ仮眠して杖立に帰宅。無料駐車場入口の植栽計画について打ち合わせ(まぶた重し)。明日施工。ここらは明日書きますね。

午後から某新聞の取材・撮影。昨日とは別件だったんだけど、掲載日が重なるかもしれないことが判明。もしそうだったら… その日の某新聞は、4面くらいが杖立一色ですよ。それもフルカラー。すごいね。双方の記事とも杖立の魅力そしてぼくの考えを深く掘り下げて捉えてくださってます。たのしみ。

撮影の合間、昨日日比野さんと確認したことを想い出す。子供が住みたいって思えるまちにするのは違う。大人が子供に住ませたいって思えるまちにするのとも違う。子供が大人になったときに住んでよかったと思えるまちにするんだと。

ね、ねむ…

CAMK主催の日比野さんたちとの飲み会へ。昨日、某新聞の取材依頼が来て、それなら日比野さんに杖立の感想を聞いてみたら…と急遽セッティング(協力ありがとう)。いいお話しが聞けました。一方(本題の)企画展に向けて着々と準備が進んでいる模様。杖立絡みの展開もそろそろ本腰入れて考えんと。という感じ。

今回はdenkikanのKさんや浜田醤油のH社長(いちおうイニシャルで)、紅蘭亭のH社長たちともじつくりお話ができて充実。日比野さんとは「まちの臨界点」の話をじつくり。人がたくさん来て、地域が儲かる。それで成功と社会が認めた時、その時は既に臨界点を超えている。臨界点間際できちんとブレーキをかけること。その臨界点間際の幸福さの「意義」を今の内にしっかり示していかなきゃね、ということ。その意義を裏付ける数値は観光客数でもないし、旅館の売り上げでもない。税収でもないだろう。飲み会の数、かなぁと。ぼくが6年前に論文で書こうと思っていたテーマに近づいてきた。が、これが論文として認められるかは未だ不明。

そうそう、今浜田醤油の蔵の改装を隈研吾氏がやっていて、VI計画は原研哉氏だそう。広場の平面計画拝見したんだけど… すごい。4月の何日かの(忘れましたごめんなさい)プロフェッショナルの流儀(隈氏出演のとき)で紹介されるらしいんで興味がある人は見てみてください。メンテナンスも大変そうですが… はさておき、こんなメンバが集まってるんだから面白くならないわけがない!という気がしてきました。

写真はお開きの様子。(ちなみに4時過ぎ)

20070401-_IGP2354.jpg

雨音がしとしと。ぬるいすきま風がなつかしい。

昨日の日記でお知らせした4/8の前日から、SOAPにて森山安英氏のインタビューが上映されます。森山氏は九州派と同時代に「集団蜘蛛」として活動されていた方。はじめて森山氏の活動を知ったときに自分の、そして現代の甘っちょろさを痛感した。やはり寡黙に思想を体現する人をクリエイターと呼びたいなぁと。詳細はこちら@in-between。ぼくは7日にでも。

たぶんこれも同時代。ジャン・リュック・ゴダールの「軽蔑」。先日たまたま観たCHANELのテレビCMにその一節が使われていた。軽蔑特有の気怠い感じは抜けてたけど、こういうのさらっとやってのけるのはいいですね。観てみたい方はこちら@youtube