trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

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ぼくが所属している「九州大学大学院統合新領域学府 ユーザー感性学専攻」にて、平成22年度4月入学の大学院生(修士・二期生)を募集しています。

申し込み・受験日程はこちらを参考にしてください:http://ifs.kyushu-u.ac.jp/pages/kss_03.html

一期生は、役所職員、会社経営者、体操インストラクター、臨床心理士、アートセラピスト、小学校教師、日本語教師、図書館司書、ライター、編集者、ファシリテーター、福祉介護士…等々といった多様なメンバで、4割が社会人という構成。有休を使って通っている学生もいます。

社会に出たものの、様々な問題意識が出てきて。「感性」を切り口に社会を、そして自らをもう一度捉えなおしてみたい… そんな学生が多いみたいです。もちろん、学部から直接進学している学生もいます。教員も多様な専門性を有したメンバが揃っています。全国を見渡しても、こういう大学院はなかなかないと思うので、興味のある方はぜひ受験を検討してみてください。

ちなみに学科試験はありません。書類審査と面接のみ。問題意識と感性で、選抜されます。

31日はアクロス福岡で入試説明会も開催します。
興味のある方はぜひどうぞ:http://ifs.kyushu-u.ac.jp/kss_newinfos/view/id:15

また、講義の中で学生たちと一緒に作成したパンフレット「ユーザー感性学専攻 インデックス」がここからダウンロードできます。
http://ifs.kyushu-u.ac.jp/kss_newinfos/view/id:17

「情報価値編集論」という、池田さんの講義の中で、ぼくもゲストで参加して作成しました。ディレクションを最小限にとどめて、学生16人で編集とデザインを同時に進めるという挑戦?の末できたものです。ゼロからの素材集め、そして学生のデザインを活かしながら収斂させていく作業は、ほんと大変でした。ウェブサイトよりも詳細の情報が掲載されているので、参考にしてください。今日の写真は、入稿2日前に爆睡しているgくん。ようがんばりました。

という感じで。一緒に面白いことやっていきましょう。

August 24, 2009

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ぼくらが話す言葉もずいぶん分かるようになり、片言で自分の主張もするように。スカートやパンツも自分ではこうとがんばります。ワンピースはさすがに無理のようだけど… 本人は得意げ。ぼくのトランクスも好んではこうとするけど、その写真は(ぼくが)恥ずかしいので割愛。

 

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大好きな「おかあさんといっしょ」の振り付けも、いつのまにかマスターしていて。嬉々として踊る姿は理由なく励まされます。

今日は1歳6ヶ月検診。アタモが検診から帰宅するとポストに「いらっしゃらなかったようだったので…」と置き手紙。なんと役所から検診のお迎えが来るみたいで。すごいね。子育てしてみて改めて思ったけど、乳幼児を取り巻く環境は決して悪くない。上を見るときりがないけど、周囲の身近なおとなたちは、本当に子どもたちの事を考えてくれている。まずは感謝をすることから始めなきゃなぁと。

一方、中高生をとりまく環境はやはり気になる。将来、縁となる原風景はこの頃のものだし。乳幼児・小学生の想像力は簡単におとなを凌駕する。中高生の想像力におとなは距離を置いていないだろうか。ここら辺りで行動したい気持ちは徐々に強くなっていく。

bgm: A BIRD / 大橋トリオ (youtube)

iichiko

午前中、1件打ち合わせをした後、九○調のYさんとM特任教授と一緒に、大分・iichiko総合文化センターへ。秋に開催される九州経済にまつわる展示のための下見。この展示は今春に鹿児島で1回目が開催され、今度で2回目。3回目は熊本で… という感じで九州全地域で開催される。1回目から広報物と空間のディレクション・デザインを担当。

前回は、(以前少し書いたけど)高さ1.5m・長さ約60mの年表を作成。戦後から毎月1項目、鹿児島の経済に関わる出来事がピックアップされた年表。調査したシンクタンクも大変だったと思うけど、行間がコンマ数mm変わるだけでおさまりが大きくズレるという、恐ろしさ。その他にも、九州経済に係る様々な統計データをパネル化し、B1サイズ100枚以上の分量に。

予算をはじめとした様々な制約条件の中、自分史に刻まれる程の大変な案件だった。製作を手伝ってもらったのは、某現代美術館の展示等にも関わっている熊本のP社。笑いが出るくらいの膨大な情報量だったからか、大変だったけど楽しく乗り切ることができた。今回の会場は、前回と比して半分の広さ。情報を如何に編集するか、に時間を持っていかれそう。

 

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鹿児島で併せて開催したトークイベントの様子。パネラーはJR九州の石原社長、鹿児島銀行の大野会長、鹿児島大学の吉田学長など。ということもあり、熱気むんむんのサラリーマンの方々が集まった。今回も3つのトークイベントが併催される。こっちも工夫が必要。

大分に滞在したのは、2時間弱。駅と会場のみ。片道2時間かけて博多駅に戻った後、近くで2件の打ち合わせ。最近は1日4〜5回会議は珍しくない。気を抜いちゃうと、課題を持ち帰りがちになるので、その場で結論が出せるよう、集中力を振り絞って臨む。数分考えて無理だとその場で結論を出すのをあきらめて、次の議題に。ほんとは、この1年はもっとゆるやかに過ごして、論文や本を書きたかったんだけど。なかなかうまくいかないもんだなぁと気付けばもう周囲はせわしくセミが鳴いている。ジー

bgm: ネイティブダンサー / サカナクション (youtube)