trivial records

trivial recordsは2006年12月〜2011年7月に田北/triviaが綴っていたブログです。
すでに更新していませんが、アーカイブとして公開しています。

20090918-IMGP4273.jpg

なかなかブログを書く時間が…

本日、福岡アジアマンス20周年記念事業の一環で行われてきた日比野さんのワークショップ「日々の流」の発表会が開催されます。急遽決まったので、あまり知られていないですが、発表会の後には、あの岡田武史さんとのスペシャルトーク(「監督」と書けないのにはそれなりの理由があるそうな…)があります。詳細はこちら。お時間のある方はぜひ。
「日々の流」は、今後100年(!)続いていく壮大なプロジェクト。アジアマンスが終わった後も続いていくので、ブログをチェックしてみてください。

明日は、福岡アジア文化賞・大賞を受賞したオギュスタン・ベルク氏の講演があります。ぼくはベルク氏の思想に強く影響を受けた1人。他の?九州の方々はこれ知ってるのかな。残念ながら既に申し込み〆切は終わっています…。

同じく福岡アジア文化賞の芸術・文化賞を受賞したのは、蔡國強氏。現在、アジ美のトリエンナーレに出展されていて、新作と同時に今までのドキュメントも見ることができます。ぼくはこのために行ったようなもの。広島現美での黒い花火(youtube)と他の作品との関係を見出したかったんですね。昨年のChim↑Pomの件について、さらに考えたかった。

先日、外尾さん、元水戸芸の森さんらと飲んだ時、この件について率直に聞いてみた。森さんは、キュレーターという立場からChim↑Pomの姿勢について言及してくださった。詳細は書かないけど、ぼくは「日本における公共空間のアートの在り方」という観点から考察している。アーティストというより、キュレーター等周囲の振る舞いについて気になる点が多い。それは、海外と日本での「パブリック・アート」の字義が異なる点が参考になるんじゃないかと。おそらく日本の美術関係者であれば「パブリック・アート」という言葉は好んで使わないですよね。そこらへん…。

アーティストが表現の「新奇性」を求めていくのは自明なので、今後はこういう事例は増えていくはず。その時、周囲は何をしなくてはいけないのか。この件は、後期の講義の中で扱います。学生の皆さんはぜひ、トリエンナーレを見に行ってくださいね。

それから。
友人が事務局をしている「第7回日本山村会議美濃郡上」 が明日から。(すまん、行けない。。)
申し込みは終わりましたが、まちづくりを勉強している学生は、映画「粥川風土記」はぜひ見て欲しい。DVDが発売されているので、ぜひ。

20090830-IMGP3603.jpg

投票に行ってきて、今からアクロス福岡で打ち合わせ。一昨日に入試説明会の司会を頼まれて。パネルディスカッションもあるのに、んな無茶な…と思いながらもやるしかない。未だ内容を把握しておらず。広報をほとんどしていないので、あまり集まらないんじゃないかと。なので、受験をされなくても、ユーザー感性学専攻に興味のある方は、仕事帰りにでも寄ってください。また、興味のありそな人にお知らせ頂けますと幸いです。

で、選挙。毎度思うけど「最高裁判所裁判官国民審査」の情報ってほとんど知られてない。意図的じゃないかと思えるくらい。今から投票に行く方はぜひネットで調べた上で意志を表明してください。特に今回は…

何も知らずに×を書かないということは、「あなたを信任しています」という意志の表明なのです。
目新しい制度より、既存の権利を遂行する方がよっぽど大事!

それから、メセナ協議会が以前、文化政策に係る公開質問状を各党に送っています。文化行政に興味がある人はこちらも参考になるんじゃないでしょうか。文化施策に資する財政云々というより、概念的位置づけが重要。文化に対して拡がりある定義をしながら、生活との関連の中で現実的なアクションプランを見いだせているところがいいかと。

写真は、お菓子を奪って逃げるつぐみ。neiにて。

20090827-IMGP3985.jpg

今日は3日ぶりにつぐみに会えるので急いで帰ったら、もう既に寝ていた。ショック…。

+

31日の説明会の詳細がアップされています。http://ifs.kyushu-u.ac.jp/kss_newinfos/view/id:18
準備は今から…みたいなので、どんだけ集まるのか不安ですが興味のある方はぜひ。

ぼくは、説明会の前に「天神のこれからの『創造経済』を支援する情報交流機能を提案する」という題目で、学生と一緒にMDC会員の方々向けにプレゼンテーション。参加は招待制(すいません)。天神都心開発に係るキーマンの方々によるパネルディスカッションも開催。後期のPTLは、この延長で天神・明治通り界隈が対象になります。

こちらは一般の方もOK。サグラダ・ファミリア主任彫刻家の外尾さんを招いての特別講義。外尾さんは8月からユーザー感性学専攻の客員教授になられたのです。聴講されたい方は、一応ぼくまで連絡ください。takita(アットマーク)trivia.gr.jp まで。

以下転載。
—————-
特別講義「完成なき感性 ─ 明日はもっとよいものをつくろう」
9月3日(木)13:30〜17:00 *前半(講演)と後半(質疑)の2パート
講師:外尾悦郎氏(サグラダファミリア教会主任彫刻家)
場所:九州大学箱崎キャンパス ユーザー感性学専攻棟(旧工学部5号館)7F 多目的演習室
※場所の詳細はこちら
—————-
世界中の建築家や芸術家に多大な影響を与えた、スペイン・バルセロナの奇跡の建築家アントニオ・ガウディ。
ガウディが生涯を捧げ、完成を未来に託しつつ建設をすすめていったサグラダファミリア聖堂は、着工から百数十年を過ぎた今もガウディの遺志を継ぐ建築家や彫刻家、そして職人たちによって建設が続けられています。その未完の大聖堂でガウディのハートと対話をしながら彫刻を続ける一人の日本人彫刻家がいます。福岡市出身の外尾悦郎氏です。
様々な困難に直面する現代人は、外尾氏の作品はもとより、作品にひろがる<ガウディ=外尾>とでも表現すべき独特の思索と世界への眼差しに、多くのことを学ぶことができるのではないでしょうか。
統合新領域学府(ユーザー感性学専攻)では、「感性」という人間の本質や根源に、より深くアプローチしていくために、この8月より、バルセロナ在住の彫刻家・外尾悦郎さんを客員教授として委嘱し、UKSの教育研究活動に随時参画していただくことになりました。今回の特別講義は、その最初の取り組みです。
—————-
以上。

現在、コンビニ「everyone(エブリワン)」で杖立プリンが食べられます。31日まで!
とうとうコンビニ進出です。

残念ながら九州のみですが、お近くの方はぜひ!

+

北九州国際ビエンナーレ2009もいよいよ10月から。
AIKのウェブサイトが更新されてますので、チェックしてみてください。
英語サイトは来週公開予定。